タイのオーガニックファーム

昴の木で取り扱いさせて頂いております、タイ製品(タイ・ハーモニーライフ)を
作られています、大賀さんが西日本新聞の記事に掲載されましたので、
ご紹介させて頂きます。
西日本新聞 2016年2月17日掲載
アジアの大地でタイ 大賀昌さん オーガニックで地球救う
農園でとれたマナオ(ライム)を手にする大賀さん。約1万2000平方メートル
の農園と併設の加工場では計50人のタイ人が働く。
イチゴやトマトの間に植えられたネギ。ニンジンやタマネギは雑草に埋もれている。
大賀昌(しょう)さん(59)の「ハーモニーライフ農園」は驚きに満ちている。
「ネギを植えると虫が来ない。雑草は、乾燥や雨による泥はねを防ぐし、土壌に繊維質を与える」
農園の場所はタイ東北部。収穫物を食い荒らす虫の活動が旺盛な熱帯で、欧米などの
厳格な国際認証を受けたオーガニック(有機無農薬の農産物)を70種類も生産していると聞けば、
誰もが目を丸くする。
「大切なのは ”生命力”を引き出すこと」
粘土質の赤土は堆肥や雑草、微生物の力によって滋養豊かな土に変わった。
種子は自分で品種改良した。「自家採種を繰り返す。すると、先祖返りして原種に近くなる。
何千年、何万年も虫や病気と闘ってきた原種の生命力がよみがえる。」生命を育む清浄な水は、
地下150メートルからくみ上げている。
驚きはまだまだある。大賀さんはいわゆる脱サラ。医療機器メーカーのタイ子会社の社長から転身した。
農業とは全く無縁だった。
「環境に良い仕事をやりたかった。」高校まで過ごした宮崎市では川に魚が浮いているのを何度も見た。
農薬や化学物質による水質汚染のためだった。1994年にタイに来ると河川の汚れが気になった。
会社が米国資本になったのを機に退職。99年、首都バンコクの北東約200キロにある
世界自然遺産カオヤイ国立公園のそばに農園を開いた。化学肥料や農薬の影響のない
土地と水は日本では手に入りにくい。ここにはそれがあった。
日本から専門家を招いたが、気候や土壌が違い、あまり参考にならなかった。
本を読み、周囲の農家の話を聞き、米国を視察した。
「最初の4、5年は病虫害に悩まされた。収穫直前にナスが虫にやられて全滅したときは
途方に暮れた」
苦境を支えたのは、会社員時代に健康食品として扱ったモロヘイヤだった。
これを麺に練り込むことを思い立ち、農園で育てて併設の加工場で製品化した。
モロヘイヤヌードルは最初は売れなかったが、2年目に日本にもある外食チェーンの
MKレストランが導入を決定。米国などの輸出先も開拓した。これによって
経営を軌道に乗せながら、大賀さんはオーガニックとそれを材料にしたせっけん、
ハーブティなどの商品を増やしていった。
大賀さんはいま、オーガニックの普及に力を入れる。「消費者教育の場」として
バンコクに開設したレストラン兼店舗「サスティナ」で、オーガニックの商品を
販売し、農園の野菜や肉を使った料理を提供する。農園では毎日のように見学者を
受け入れている。ノウハウは隠したりしない。
「オーガニックが広がっていけば、食物連鎖はつながり、生態系は保存される。」
オーガニックで地球を救いたい。大賀さんは本気でそう思っている。
作られています、大賀さんが西日本新聞の記事に掲載されましたので、
ご紹介させて頂きます。
西日本新聞 2016年2月17日掲載
アジアの大地でタイ 大賀昌さん オーガニックで地球救う
農園でとれたマナオ(ライム)を手にする大賀さん。約1万2000平方メートル
の農園と併設の加工場では計50人のタイ人が働く。
イチゴやトマトの間に植えられたネギ。ニンジンやタマネギは雑草に埋もれている。
大賀昌(しょう)さん(59)の「ハーモニーライフ農園」は驚きに満ちている。
「ネギを植えると虫が来ない。雑草は、乾燥や雨による泥はねを防ぐし、土壌に繊維質を与える」
農園の場所はタイ東北部。収穫物を食い荒らす虫の活動が旺盛な熱帯で、欧米などの
厳格な国際認証を受けたオーガニック(有機無農薬の農産物)を70種類も生産していると聞けば、
誰もが目を丸くする。
「大切なのは ”生命力”を引き出すこと」
粘土質の赤土は堆肥や雑草、微生物の力によって滋養豊かな土に変わった。
種子は自分で品種改良した。「自家採種を繰り返す。すると、先祖返りして原種に近くなる。
何千年、何万年も虫や病気と闘ってきた原種の生命力がよみがえる。」生命を育む清浄な水は、
地下150メートルからくみ上げている。
驚きはまだまだある。大賀さんはいわゆる脱サラ。医療機器メーカーのタイ子会社の社長から転身した。
農業とは全く無縁だった。
「環境に良い仕事をやりたかった。」高校まで過ごした宮崎市では川に魚が浮いているのを何度も見た。
農薬や化学物質による水質汚染のためだった。1994年にタイに来ると河川の汚れが気になった。
会社が米国資本になったのを機に退職。99年、首都バンコクの北東約200キロにある
世界自然遺産カオヤイ国立公園のそばに農園を開いた。化学肥料や農薬の影響のない
土地と水は日本では手に入りにくい。ここにはそれがあった。
日本から専門家を招いたが、気候や土壌が違い、あまり参考にならなかった。
本を読み、周囲の農家の話を聞き、米国を視察した。
「最初の4、5年は病虫害に悩まされた。収穫直前にナスが虫にやられて全滅したときは
途方に暮れた」
苦境を支えたのは、会社員時代に健康食品として扱ったモロヘイヤだった。
これを麺に練り込むことを思い立ち、農園で育てて併設の加工場で製品化した。
モロヘイヤヌードルは最初は売れなかったが、2年目に日本にもある外食チェーンの
MKレストランが導入を決定。米国などの輸出先も開拓した。これによって
経営を軌道に乗せながら、大賀さんはオーガニックとそれを材料にしたせっけん、
ハーブティなどの商品を増やしていった。
大賀さんはいま、オーガニックの普及に力を入れる。「消費者教育の場」として
バンコクに開設したレストラン兼店舗「サスティナ」で、オーガニックの商品を
販売し、農園の野菜や肉を使った料理を提供する。農園では毎日のように見学者を
受け入れている。ノウハウは隠したりしない。
「オーガニックが広がっていけば、食物連鎖はつながり、生態系は保存される。」
オーガニックで地球を救いたい。大賀さんは本気でそう思っている。